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実践3つの柱と一隅を照らす日
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「ありがとう」と「おかげさま」
2.奉仕 「ありがとう」と「おかげさま」慈悲の実践〜無財の七施〜

 「ありがとう」なんとステキな響きのある言葉でしょう。もし何かの行いをして、相手から「ありがとう」と言われたら、うれしく、すがすがしくなります。そんな実感力を持っている言葉であり、あいさつなのです。「有り難う」とは、有ることが難しいことですから、めったにないという意味から生まれた言葉です。

 私たちは心の中で何かをやりたいと思っていても、それをいざ行動に移すというのは難しい場合があります。踏ん切りがつかなかったり、つい忘れたりしてなかなかできません。大切な人に何かをしてあげたいのにできない、もっと力強く生きたいのに力が湧いてこないなどなど。そんな時、「有り難いことに自分は恵まれているなぁ」と気づき、やりたいことをやれること自体にまずもって感謝することから始めてはいかがでしょうか。 コミュニケーションがお互いの絆を深める
▲コミュニケーションが
お互いの絆を深める

 大切にしたい人の存在や、家族がしてくれたことに感謝することから始める。つまり、感謝の気持ちをバネに何かを始めればいいのです。ありがとうの気持ちが具わっていれば、自然とやりたいことをやれる幸せを感じられます。人にやさしく接することができ、人生を大切に生きることができます。

 このように考える時、実は「ありがとう」という感謝の心は、一人ひとりが何かの行動を起こす以前にすでに具わっているのです。それはなぜでしょうか。私たちは、家族、周りの人、見知らぬ人々、引いては目に見えない様々なものから、有り難い「おかげ」をいっぱいいただいて生きているからです。

 家庭にあっても職場にあっても、人と人との支え合いによって生きているのです。今日一日無事に働くことができました。おいしく食事をいただくことができました。あたたかい布団の中でぐっすり寝ることができました。これらのことは、決して自分ひとりの力で成り立っているのではありません。そして神仏のご加護や大自然などの大きな存在のお陰をいただき、畏敬なる存在に包まれているのです。

 私たちは「生きている」と同時に、「生かされている」のだということがわかると、自然に対して、また人や物に対してやさしさが生まれてくるはずです。そのやさしい心を表す言葉、それが「ありがとう」と「おかげさま」です。

 私たちは、多くの人たちの支えと、自然の恵みによって生かされています。豊かな現代社会に暮らしていると、当たり前の有り難さをついつい忘れがちですが、この世はまさに持ちつ持たれつの「おかげさま」の世界です。

 したがって、一隅を照らす運動の「奉仕−ありがとうの心で行動しよう」というのは、自己に具わり湧き起こる「ありがとう」「おかげさま」という気持ちを具体的な行動で表し、感謝と喜びの生活を送るということなのです。

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